※登山はゆとりのあるスケジュールで楽しみましょう。
小女郎ヶ池こじょろうがいけ
昔、麓の里に久右衛門とお孝という夫婦がおりました。ある日お孝は、池のあたりへ薪を取りに来ていると美しい青年(実は池の主・大蛇の化身)に出会い、それ以来夜になると、池に通うようになりました。お孝の行動に不信を持った久右衛門が、ある夜後をつけて見ると、お孝が池に入る姿を見て驚きました。気づいたお孝はお詫びのしるしに左目をくりとって夫にわたし、「赤ん坊が乳を欲しがったら、これをしゃぶらせて欲しい」と言い残して池に入っていきました。孝女郎が入った池だから孝女郎池、それがいつしか小女郎ヶ池になったと言われております。